Contemplative Theatre ~ からだ・こころ・いまに帰る真夏のマインドフルネス・リトリート 軽井沢

facilitated by Yuki Imoto (Mindfulness), Chizuko Tezuka (Naikan) , and Toshimitsu Kokido (Drama and Movement Therapy)

Note : 今夏、幸運にも、早稲田大学演劇博物館主催のワークショップにて、英国のシェイクスピア女優・Kelly Hunterさんとお会いすることができました。彼女は、芸術を愛する心とともに、私たちに大いに心をひらいてくれて、自閉症のある子どもたちとの演劇活動のために自らで創りあげた「The Hunter Heartbeat Method」をおしみなく共有してくださいました。僕は、彼女の存在に心底感動し、人生が変わるほどの大きな勇気と力を与えられました。今回の軽井沢ワークでは、Kelly Hunterさんという存在から受け取ったインスピレーションを、そのスピリットを、そして、僕が長い年月とともに英国演劇教育から教えられてきている身体の世界を、ご参加の皆さまとすこしでも共有できればと思いまして、その脈々と受け継がれてきている心を「Contemplative Theatre」のなかにも大事に反映させて息づかせてゆくことを意識して臨みました。僕のシアターワークは、英国だけでなく、ここ日本を含めた世界中の多くの叡智を系譜とし、それらに大いに支えられながら、日々生まれ変わっています。

Contemplative Theatreは、慶応義塾大学・井本由紀さん、手塚千鶴子さんとともに創り上げていますマインドフルネス・内観療法・シアターワークを融合させたプログラムです。おふたりの存在に、あらためて、心より 深く 感謝いたします。ありがとうございます 🍀

 

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[ 登壇 ] 日本ゲシュタルト療法学会 高野山大学
『実存主義 × 密教 × 心理療法』
~ 先人たちからの“みち”を辿り、その先へ ~

来年 2020年7月23日〜7月26日に開催されます、日本ゲシュタルト療法学会高野山大会にお招きいただきまして、シアターワークの実践家として登壇します。これから1年、また新たなる世界を勉強させていただきながら、シアターワークのさらなる探求をつづけてゆきたいと思っています。皆さまとの出会い、広がってゆくご縁に、深く 感謝しております。皆さま 心より ありがとうございます。1年後の7月です。ご興味のある方は、ぜひ 高野山へいらしてくださいね ◯

日本ゲシュタルト療法学会高野山大会

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Movement – practice based research

楽しく、身体のことを探求、研究

# Drama and Movement Therapy

 

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春学期の早稲田大学大学院国際コミュニケーション研究科のすべての授業が終わりました。最終回「Peace Communication」をテーマに、対象者を定めて、自由な発想のもとにオリジナルの教育プログラムを創るという課題のもと、グループごとに各々のプロジェクトが発表されました。平和学・紛争解決学において、そして、修士論文に向かっている大学院という場において、どれだけ実際に身体をつかって、私たちの身体のこと 心のこと 感情のこと 人間性のこと 触れ合いのことを 学び合うことができるか、これが この場で シアターワークに与えられた役割です。

”たとえば、Theatre for Peace and Conflict Resolutionは、世界中の多くの優れた系譜に支えられながら、今の社会や世界の現状をふまえて、新たに開発しているプログラムです。シアターワークは、皆さんと出会ってゆくために、社会との繋がりを築いてゆくために、僕が自分自身で選んだ人生の表現の一つです。社会への 僕なりの一つの提案です。ぜひ 皆さんそれぞれのユニークな世界を、動機を、心を、人生を、教育プログラムのなかで表現しながら、共有してください。皆さんそれぞれのアイディアを、ぜひ 広く共有してください。”

学生を対象として通常の毎週のクラスの形態のなかでコンテンツを創ったグループ、夏期集中講座のような短期集中プログラムを創ったグループ、平和維持活動に携わる実務家向けの研修、一般参加型のリーダーシップ研修を創ったグループ、プログラムの一部にシアターワークを組み込んだグループ等、それぞれがこれまでに見聞き、あるいは、実際に体験してきたものを系譜としながら、そこに新たなるアレンジが試みられていて、その世界は様々でした。また、そんななかで、独自の視点とアイディアを深めに深めたグループも登場。いつもとても控えめだったアジアルーツの学生たちの何人かが「The Bedroom Project」と題して、学校での深刻ないじめにより、日常を寝室のなかで過ごしている若者の声を伝えるという意図のもと、世界中へ移動可能なコンテナのなかに参加者体験型のフィジカルなアートインスタレーションを創り上げるというプロジェクトを設計して、プレゼンテーションを行いました。その発想とデザインセンスはもちろんですが、何よりも その教育プログラムのアイディアが、設計者=学生自身の人生や心の深い動機と結びついているのを確かに感じて、胸をつよく打たれました。パワーポイント内にはすでに、アートインスタレーションの一部となる、素晴らしいナレーションが収録されていました。彼・彼女たちの発表を目の当たりにして、あらためて、私たちの身体は(言葉を超えて)本当にたくさんのことを他者に伝えているのだということを、実感しました。彼らの存在感は、周到な準備にも裏付けされて堂々としたものでもありましたが、同時に、弱い立場にある者の視点をすくいとり慮るような大変に優しく慈悲的なものが現れていて、その身体=立ち姿から、大きなメッセージを受け取りました。

クラスは最終回でしたが、むしろ これから こうして生まれてきたアイディアを現実にしていく実際の創造のプロセスに入りたいな と 心から思いました。近い将来、長期間の新たなプロジェクトを立ち上げられますように、また進んでゆきたいと思っています。ひとまずは、素晴らしい春学期を、心より ありがとうございました。See you again, and have a good summer time !!

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