ARTQ INSTITUTE 「心と身体の表現学」開講

シアターワークを最もじっくり深くお伝えできるセルフトリートメントコースが開講になりました。ここではないどこかを見つめながら追われるように追いかけて得ようとするのではなく、今ここにある心と身体そのものの声に耳を澄まして、おそれに動かされるのではなく、望むほうへ動いてゆく。心と身体に何かしらの葛藤があれば、それらに大事に目を向けていき、自らに寄り添うようにしながら、望んでいるのに叶わないことを望むままに動かしてあげる身心に出会ってゆきます。

私たちの身心は、有機的な命そのものとして、つねに質的に変わり続けています。人生の折々での住環境、家族やパートナーとの関係性、仕事、友人や職場での人間関係など、その出来事や経験と呼応するように、私たちの身心は生きて動き続けていて、その時々に必要とするものや求めるものも変化しています。

「表現」と聞くと、人が他者に何かを伝えるための能動的な働きかけ=「表に現わすこと」を連想される方がおおいと思いますが、私たちの身心には、おのずと「表に現われようとしているもの」があるのではないでしょうか。咳、あくび、熱、痛みなどの生理的な働きもその一つでしょうし、「触れ合いたい、眠りたい、きれいな空気を吸いたい、動きたい、走りたい、踊り歌いたい、祈りたい」という自発的な身心の声は、今まさに「表に現われようとしているもの」が表に現われてくるのを促すものであるかもしれません。ないことにしているけれど確かにある本当の気持ちは、それが自らで受け入れられて認められた時にはじめて、表に現われてくるものであるかもしれません。シアターワークという表現手法・ボディワークによるこのセルフトリートメントコースでは、「嗅覚、触覚、聴覚、味覚、視覚、第6感」も含めた人間の根源的な感覚・感性に光を当てて、講義、ワークショップ、ボディワーク、クリエイティブライティング、演劇などを通じて、身体的な表現に親しみながら、自らの心と身体に寄り添い、他者の存在にも心を向けながら、望んでいるのに叶わないことを、望んでいるままに動かしてあげるという「心と身体の表現学」を探求していきます。

一般の皆様だけでなく、医師、セラピスト、介護者、教員、ヘルスケアプロフェッショナルなど、相手や環境との共感疲労を感じやすい方々にも、自らに寄り添う機会として、おすすめのコースです。東京、および、鹿児島で開講です。

https://www.artq.institute/courses/list_faculty.html?cat=心と身体の表現学科

月に2回ずつ2ヶ月間、月に1回ずつ4ヶ月間という2種類の日程があります。また、この4日間の本コースにご興味がある方々には、2時間のイントロダクションコースもありますので、ぜひ いらしてください。

ARTQ INSTITUTEでは、そのほかに、クリニカルアロマセラピストとしてのオーストラリアの国家資格を取得できる1年コース、精油の機能性とアート性を両面から学ぶことができる精油のブレンド学、Japanese Oil Therapy Atsuによるボディセラピー、妊産婦とベビーのためのアロマセラピーなどなど、素晴らしいコースがあります。心と身体のセラピーにご興味のある方は、ぜひ合わせて、見てみてください ◯

ARTQ INSTITUTE : https://www.artq.institute

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Stanford University, Mindful Japan, at Kamakura Jochiji Temple.
アメリカ・スタンフォード大学のプログラムのなかで、マインドフルネス・内観・シアターワークを融合したワークショップを行いました。
The program by Stanford University Stephen Murphy-Shigematsu.
Stanford-Keio Mindfulness Program : Naikan and Theatre Workshop facilitated by Yuki Imoto, Chizuko Tezuka, and Toshimitsu Kokido.
皆さまとのご縁が自然に広がり、深まり、気がつけば、かけがえのない機会が与えられていました。スタンフォード大学のスティーブン・マーフィー・重松先生、マーフィー重松ちなさん、井本由紀さん、手塚千鶴子さん、浄智寺・朝比奈恵温ご住職、禅2.0の宍戸幹央さん、三木康司さん、ワークショップメンバーの皆さまとの出会い・繋がりに 心から 深く 感謝 お礼 申し上げます。ありがとうございます。
小木戸 利光 / Toshimitsu Kokido
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