心と身体の表現学 in Kagoshima Japan

心と身体の表現学 in Kagoshima Japan
「心と身体の表現学」というシアターワークをベースにした教育プログラム(4日間=全24時間)が、まもなく東京で開講になります。先日は鹿児島にて、主に、医療・教育に従事されている皆さま、セラピストの皆さま、またはそれらを学ばれている皆さまへ向けて「心と身体の表現学」第1日目の講座を行いました。今年は、ベトナム・ホーチミンでのワークで始まり、その後、早稲田大学、高麗大学、北京大学、慶應義塾大学、埼玉大学、スタンフォード大学、それから、WorldShift2019、CLNワークショップ、企業研修など、集中的にたくさんの環境にて、シアターワークのセッションを行ってきていますが、特筆すべきは、そのあらゆる現場では、それぞれにまったく異なるユニークな結果が出るということです。国、土地、文化、言語、歴史が異なり、そして、参加者の生まれ、育ち、人生のバックグラウンド、その人の心が異なれば、それぞれの「心と身体の動きたい方向、心と身体の望んでいる方向も」本当に多様で、表現として「表に現れてくるもの」は、個々に特有の声を纏っています。シアターワークは、自らの内側から生まれてくる声はもちろんですが、同時に、その自分と他者との呼応・響き合いによって生まれてくる表現でもありますので、その日のその場所に、どのような出会いやメンバーの組み合わせがあるかによって、そのグループとしての学びは豊かに変化していきます。ファシリテーションのもとに、その場で生まれてくる・形づくられるあらゆることを、Theatre = 表現と捉えてゆきます。
今回の鹿児島では、皆さまに、お互いに共感、共鳴、共振する力がつよく、丸一日の集中講座を終えた頃には、結束力のある一つの村のようなものが生まれているかのようでした。シアターワークというグループワークのあとには、いつも、一期一会のチームが生まれ、この出会いを機にその後それぞれに関係性を深めていかれる方々も多いですが、そのグループがチームとなっていく様も、その土地や文化に基づくコミュニケーション方法の差異、そして、メンバーの皆さまの人間性の組み合わせによって、毎回独特のニュアンスや響きを持つのです。僕を走らせ続けてくれるシアターワークの大きな魅力の一つが、この「出会いと表現の一期一会」性にあると思います。
「心と身体の表現学」、まもなく東京にて開講になります。シアターワークの醍醐味をじっくりとお伝えし、体感していただき、気持ちと時間をかけながら、変容を大事に見つめてゆける、シアターワークの基礎コースです。詳細は、後日お知らせいたします。皆さまとご一緒できますことを、心から楽しみにしています。
小木戸 利光
Theatre for Peace and Conflict Resolution

鹿児島
心と身体の表現学 / Deep Mind Touch at Kagoshima Japan
Produced by maruta
Facilitated by ARTQ ORGANICS & Theatre for Peace and Conflict Resolution
 

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