Naikan, Collage and Theater Workshop 〜 Sailing into and beyond 〜

先の東日本大震災で大切な人を失った私にとって、3月のこの時期に海沿いに行ってワークをするというのは、実はかなりチャレンジングなことでした。

だけど、皆さんの中の生きる力 に触れ、波が引いては返すように、海が持つ、生み出す力と失う力は等しくただそこに在るのだ、ということに不思議な安心感を覚え、心が解ける音が聞こえました。

また、海は私の中で母性のシンボルでもあるので、なんだか今わたしが取り組むテーマとしてもぴったりでした。


私の場合、ワークショップその場での発見というより日常に帰ってから気づくことが多いように感じます。

特に子育てに関しては大発見がありました。

今日は朝から娘と二人、森に入ってみたのですが、言葉を使わないで娘のアクションを引き継ぐ形で身を委ねる、というシアターワークでやったような方法をとってみました。
すると、私の中に「娘をなんとしてでも笑わせようと頑張る自分」がいることを発見しました。悲しむ顔を見たくない自分、とも言えるかもしれません。
なので、今日はそれをひとまずしないでみようと決めてみました。
すると、森をシアターとして(キャンパスとして)その中でインスタレーション、インプロビゼーションを楽しむ、という新しく、なぜか懐かしい感覚を覚えました。

遊ぶって、こんなにシンプルなんだ!と気づいた瞬間、娘と二人で涙が出るまで大笑いしてしまいました。


 

日常を漫然と過ごしていた事に気付きました。

 


 

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